おかえりなさい!Hanabiです。
ふとニュースを読んでいたらこんなワードが目に入ってきました。「バイアスがかかっている」ん?と思い読み進めてみると、石原さとみさんのインタビュー記事でした。なんでも、観客からSNSでの誹謗中傷への対策を聞かれた際の回答が話題になっていたんですね。
今日は、この「バイアス」についても含めて、一緒に掘り下げていきたいと思います。
目次
そもそも「バイアス」って何?
ここでは、「初めてバイアスという言葉を聞いたよ」という方のためにバイアスという言葉の意味とその使い方をご紹介していきます。
バイアスの意味
weblio辞書で調べてみると、「バイアスとは、一般的には偏りや傾向を示す概念である。」「先入観や偏見、人の思考や行動に偏りが生じる要因という意味である。」と書かれていました。元々は統計学で使われる言葉のようですね。それが転じて日常生活でも使われるようになっています。
今回の記事にも、否定的な言葉をコメントしてくる人に対して使われています。発言者の先入観や思考の偏りによって発せられていて、受け取り側がどう思うかという部分は考えられていないように思います。
バイアスという言葉の使い方
・人を見た目で判断してはいけないよ。そのバイアスがかかった状態では、相手の本当の姿を知ることは出来ない。(Hanabiの創作です。他にも使い方はたくさんあります!)
石原さとみさん「バイアスがかかっている」って本当?
インタビューでこのように回答している石原さとみさん。実際にバイアスってかかっているのでしょうか。もう少し掘り下げて見ていきましょう。
「『相当バイアスがかかっているんだろうなと思うようにしています』」
これは、本当だと思います。
否定的なコメントをしてくる人に対して、石原さんは「そもそもネガティブな発言をする傾向があるのかなと思うんです」と回答しています。
このことに対して、Hanabiは【見たいものみて、見たくないものは見ない】という人間の心理や脳の仕組みが働いているから、理解し難い行動や傷つくような言葉をかけるような人がいるんだろうなと感じています。またはこれまでどのように生きてきたかによって自分の価値観や考え方によって受け取る情報の感じ方も変わってくるから、発する言葉はその人の人格を表しているように思います。
バイアスについての研究
実際、バイアスについてこのような内容を見つけました。神戸学院大学心理学部講師の長谷先生の記事です。
「コンビニエンスストアと美容室はどちらが多いか?」という内容なのですが、あなたはどっちが多いと思いますか?Hanabiはコンビニエンスストアだと思いました。
実際は美容室なんだそうです。「コンビニは普段からよく利用し、多くの場所に点在することからイメージしやすく、つい誤った判断をしてしまうのです」と語られています。
確かに、コンビニエンスストアに行く頻度の方が美容室に行く頻度よりも圧倒的に多いです。そのため、これが認知バイアスであり、Hanabiもあなたもバイアスにかかっている状態ということになります。知らず知らずのうちにバイアスにかかっていたのですね。
きっと、バイアスはかかっている
以上の研究結果を見てみて、改めて今回取り上げられている「バイアスはかかっている」は本当だということがわかりました。日ごろ目にする情報、触れる言葉、環境、関わる人によりいつの間にか自分自身に「バイアス」がかかってしまっているのです。
石原さんの記事で「今日は暑い」に対して「いや、平温です」と返ってきたとしたら、その人にとっては平穏かもしれないけれど、実際感じた人は暑かったんですから、どちらも間違いではないと思います。平均気温という基準はありますが、「暑い」と感じたことに対してわざわざ自分の価値観を押し付ける必要はないですよね。
まとめ
いかがでしたか?普段何気なく耳にしていた「バイアス」について、詳しく知ることは出来たでしょうか?また、石原さとみさんのたくましく凛とした姿にもなんだかエネルギーをもらえました。
私たちの日常生活でも理不尽なことがあったり、傷つく言葉をかけられた時には「ああ、この人にはそういうバイアスがかかっているんだな」と受け流せるようになると思いますし、少しだけ生きやすくなるだろうと感じました。